住友電工、ミャンマーでアルミ電線の性能実証試験

 住友電工は1日、ミャンマーの配電公社とアルミ製配電ケーブルの性能実証試験を始めたと発表した。ミャンマー第二の都市で電力供給事業を行っているマンダレー配電公社に15キロボルトの配電線資材一式を提供。稼働の安定性などを検証している。安全な製品の導入で事故を減らしながら電力の普及に貢献。併せて品質力を訴求しながらアルミ配電線の採用を広げる。

 住友電工では現地の中低圧電力ケーブル販社であるWMパワー社が持つ同国でのネットワークを活用。マンダレー管区議会議事堂と既存変電所を結ぶ約8キロメートルの区間に敷設するアルミ配電線や関連資材を提供した。

 このほどマンダレーヒルトンホテルで寄贈式典が催され、関係者ら約50人が出席。住友電工の柴田泰行執行役員がマンダレー配電公社のトォー・アウン副会長から感謝状を受け取った。住友電工では「今後も拡大が見込まれるミャンマーの電力インフラ市場で事業拡大を目指していく」としている。

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