フジクラなど5社、電力取引で新会社

 フジクラなど5社の出資でこのほど、電力の取引市場を運営するデジタルグリッド社が設立された。同社では家庭や工場などで発電された小口電力を対象にした市場取引を、情報技術を用いて自動で行うサービスを展開する。2018年度から本格的に事業を開始。2022年度には70億円の売上を目指す。

 同社は東京都千代田区が本社。現在はフジクラに加え立山科学工業、テセラ・テクノロジー、マクニカ、電巧社が合計1億3千万円を出資している。今後はさらに出資先が増える見通し。デジタルグリッド社の越村吉隆社長は「量や供給先などの取引履歴に関する情報を適切に管理し、厳格な取引に貢献できる技術力が強み」としている。18年度の売上目標は7億円。

© 株式会社鉄鋼新聞社