『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「シルヴィオ・ベルルスコーニ元ミラン会長は、4-3-1-2の採用を提案した」と報じた。
昨年4月に中国人のリー・ヨンホン氏に株式を売却し、ミランの会長を退いたベルルスコーニ。
しかしその後も度々メディアでミランについて言及し、2トップを使うように求めてきた。
そして今回出演したラジオ番組でも以下のように話し、ウイングがゴールに絡めていないと苦言を呈したという。
シルヴィオ・ベルルスコーニ 「ラツィオとのコッパ・イタリア準決勝を見たか?
そうだね。私はその試合を見たよ。悪くはなかったね。
たとえ、ミランが昨年から今年まで使っている前線に納得していないとしてもな」
シルヴィオ・ベルルスコーニ 「最高のフォーメーションは、2枚のトップに1枚のトップ下、その下に2枚だ。
ボナヴェントゥーラはとてもいい。スソも美しいセカンドトップになれるよ。ところが、彼らがウイングに追いやられている。
もし彼らがドリブルで一人、二人、三人抜いたとしても、できることはクロスボールだ。ゴールを陥れるのではなくね。
エリアからのシュートが一本もなかった試合もあった。
我々が30年間勝利を収めてきたシステムは、二人のストライカーを使ったものだった。
私は、まだこのワントップという形がミランの欠点であると思っているがね。
これまでも言ってきたが、耳を傾けられていないな」