アーセナルは今冬にヘンリク・ムヒタリアンに続いてピエール・エメリク・オバメヤンまで加えたが、指揮官アーセン・ヴェンゲルは彼らをどのように活かすつもりなのだろうか。先日にはメスト・エジルも契約を延長し、昨夏獲得したアレクサンドル・ラカゼットもいる。この4人が揃えば強力だが、元マンチェスター・ユナイテッドDFガリー・ネビル氏は4人同時起用はバランス的に限りなく難しいと分析している。
英『METRO』によると、ネビル氏は4人をスタメンに揃えれば守備のバランスが崩壊すると考えており、ヴェンゲルの決断に注目している。
「この4枚には守備のマインドがあると思えない。私はユナイテッドでムヒタリアンを見てきたが、彼は守備をしなかった。エジルは守備ができる選手だが、彼はそれを好んでいない。彼らは大きなスペースを作ってしまうだろう。これは問題だ。どうやって4人を同じチームでフィットさせるのか?フィットするか分からないね。トレーニングから4枚のユニットを機能させていくのはヴェンゲルにとって大きなチャレンジだよ」
英『GIVE ME SPORTS』はオバメヤンとラカゼットの2トップ、ムヒタリアンとエジルをワイドな位置に配する[4-4-2]、2トップはそのままでエジル、ムヒタリアンをインサイドハーフに配する[3-5-2]などいくつかのパターンを検討しているが、いずれも攻撃的すぎることに変わりはない。
しかもアーセナルには中盤で激しく守備をしてくれるタイプのMFが欠けている。単純に4人を同時起用すれば守備に問題を抱えるのは明らかだが、ヴェンゲルはどうまとめてくるか。