バルセロナで黄金期を経験し、クラブの象徴とも言える存在だった元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、何かとライバルのレアル・マドリードに噛みついてきた。細かくパスを繋ぐ攻撃的なフットボールを志向するバルセロナこそ正義であり、カウンターなど時に退屈に見える戦術を選択するレアルを悪といった風に捉えているところもある。
そんなシャビでも、レアルに所属していた選手で尊敬している人物がいる。現指揮官のジネディーヌ・ジダンだ。スペイン『MARCA』によると、ジダンがライバル・レアルの選手だったのは少々残念だったようだが、偉大な選手と尊敬していたことを明かしている。
「もちろん僕はジダンを尊敬している。彼は素晴らしいフットボーラーだったからね。みんながジダンを称賛するし、今でもそうだ。ただ選手というだけでなく、彼は紳士的で思慮深く立派な人物だと知られている。彼は手本なんだ。マラドーナ、メッシ、ペレ、クライフ、ジダン、ディ・ステファノ、彼らはフットボールを愛する全ての人の記憶に残る」
この偉大な選手の中にクリスティアーノ・ロナウドを含めないところが何ともシャビらしいが、レアルの選手であってもジダンのことは特別視していたようだ。仮にジダンがバルセロナに在籍していたとすれば、シャビとジダンがコンビを見ることも可能だったはずだ。ジダンならバルセロナ流にも合うはずで、1度実現してほしかったコンビと言える。