夕日の滝 寒さで凍る 雪と霧氷、つららも 南足柄市・大井町・松田町・山北町・開成町

凍結した滝を眺める観光客 =夕日の滝・1月26日

 今シーズン初の積雪とその後の寒波の影響で、南足柄市の観光名所「夕日の滝」が凍り、観光客の目を楽しませている。

 1月22日に降った雪は、翌朝から続いた冷え込みで溶けずに残り、滝の周辺には今も銀世界が広がる(1月31日現在)。

 標高約500メートルにある夕日の滝では例年2月上旬に滝が凍る。かつては全体が凍ることもあったが、近年は暖冬の影響でその光景も見られなくなった。

 今回の凍結も滝つぼとその周りの岩に霧氷やつららができるものだが、今後の冷え込み次第では全部が凍結する可能性もある。

 雪景色と凍てつく寒さに包まれる滝つぼの前は格好の撮影スポットでもある。中井町から滝を訪れたアマチュアカメラマンの男性は「このところの寒さで『ひょっとしたら凍っているかも』と思い来た。それにしても寒い」と肩をすぼめていた。

雪が残る滝の入り口

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