離婚や別居を巡る子どもの思いに理解を深めるセミナーが４日、都内で開かれる。離れて暮らす親子の面会交流支援に取り組む公益社団法人家庭問題情報センター（ＦＰＩＣ）が主催し、離婚や別居前後の子どもとの向き合い方を考える。
ＦＰＩＣは全国に先駆けて支援活動を手掛け、現在は横浜を含め全国１０カ所の相談室で約１３００組の親子をサポートしている。現場で聞いた声を参考にイラストを交えて子どもの気持ちを伝えるとともに、配慮が必要な点などポイントをまとめた冊子を発行。セミナーで活用する。
その後の参加者交流会では、支援現場で経験を積んだＦＰＩＣの相談員を囲んで意見交換する。また、面会交流に関する個別相談（別途有料）の予約ができる。
山口美智子理事は「（夫婦間の）葛藤の中で子どもの心が見えず悩む親のヒントになれば。子どものためにも、子育てをする上で手助けの一つとなればうれしい」と話す。
午後１時１５分〜同３時半、豊島区生活産業プラザ５階（ＪＲ池袋駅東口から徒歩１０分）。参加費千円で定員４０人。申し込みは電話かファクスで。問い合わせは、ＦＰＩＣ電話０３（３９７１）３７４１。
