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29日、リヴァプールFWダニエル・スタリッジがWBAにレンタル移籍することが発表された。スタリッジはイングランド代表の一員として2018ロシアワールドカップ出場を狙っており、出場機会を確保すべく移籍の道を選ぶこととなった。リヴァプールでは完全に出番を失っていたため、今冬の決断は自然なものだ。
スタリッジは負傷も多く、来季もう1度リヴァプールの選手としてプレイするかは分からない。リヴァプールでのキャリアは終わったと考えることもできるが、米『ESPN』は「リヴァプールでのキャリアは終わってもサポーターはスタリッジのことを覚えておくべきだ」と主張している。
スタリッジは2013年冬にリヴァプールへ加入し、2013-14シーズンにはサポーターに大きな夢を見せてくれた選手だ。ラヒーム・スターリング、ルイス・スアレスとのトリオは強烈で、このシーズンにチームはリーグ戦101得点を記録して優勝に迫った。注目を集めるのはバルセロナに引き抜かれたスアレス、マンチェスター・シティに向かったスターリングの方だが、同メディアはスタリッジの貢献を忘れるべきではないと伝えている。
当時は2013年12月にスタリッジが負傷したが、リヴァプールはスタリッジの欠場した12月の戦いで3敗を喫している。同メディアはあのスティーブン・ジェラードのスリップ事件よりスタリッジ離脱のインパクトは大きかったと伝えており、スタリッジがいなければ優勝争いに絡むのは不可能だっただろう。
今季はロベルト・フィルミーノのバックアッパーとの位置づけだったが、シンプルに指揮官ユルゲン・クロップのスタイルに合わなかっただけだ。才能に疑いの余地はなく、得点力はフィルミーノ以上かもしれない。WBAで得点を量産する可能性も0ではないだろう。同メディアは改めてスタリッジの能力を絶賛しており、リヴァプールサポーターにとって特別な選手であることに変わりない。サポーターはもう1度スタリッジがイングランド代表選手としてロシアの地で輝く姿を期待しているはずだ。