「町工場えんにち!」大賞に ものづくり流行語に選定 横浜市金沢区・横浜市磯子区

昨年ニットーで開催されたイベントの様子(羽田さん提供)

 2017年度の「ものづくり流行語大賞」にこのほど、金沢区などで開催されたイベント「町工場えんにち!」が選ばれた。

 同流行語大賞は、製造業の経営者らが組織する団体「心技隊」が日本のモノづくりを盛り上げようと2010年から開催しており、今回で8回目。中小町工場で2017年に流行った33のワードがエントリーし、約1カ月間、SNSで投票を募り大賞を決めた。

 「町工場えんにち!」は、声優の羽田詩織さんがプロデュースしたイベント。ナレーションや司会業などの仕事をきっかけに、町工場に興味を持った羽田さんが発起人となり、2016年9月にプレス金型製作などを手掛けるニットー(金沢区鳥浜/藤澤秀行代表)でプレ開催。「かわいい」「わくわくする」といった、女性目線で製造業の魅力を紹介し、町工場や職人がワークショップを行える屋台を出店。女性や親子で楽しめるイベントとして多くの人が訪れた。2017年には、ニットーのほか、中区のアメリカ山公園、埼玉県八潮市などで開催され、広がりをみせている。

 自らを町工場親善大使(非公式)と名乗る羽田さんは、「昨年もエントリーしていたが、大賞を逃していた。このような結果になりすごくうれしい。今後は、業界を越えて一般の方々にも知ってもらえるように頑張っていきたい」と喜びを語った。

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