長崎県知事選、きょう投票 県議補選 大村、松浦市区も

 任期満了に伴う長崎県知事選は4日、投票日を迎えた。3日に繰り上げ投票をした一部地域を除く876カ所で投票が行われる。うち458カ所は締め切り時間を繰り上げるなどし、それ以外は午前7時から午後8時まで受け付け、即日開票される。現職と新人の一騎打ちとなり、中村県政2期8年の評価が最大の焦点。低迷が危惧される投票率を含め、有権者がどんな判断を下すか注目される。午後10時ごろまでに当落が判明する見通し。

 立候補しているのは、3選を目指す中村法道候補(67)=自民、公明推薦、民進支持=と、共産党県委員会書記長の原口敏彦候補(56)=共産推薦=。

 中村候補は「夢をかたちに」をキャッチフレーズに、人口減少抑止や県民所得向上に引き続き取り組む姿勢を示し、九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化、石木ダム建設の推進などを訴えている。

 原口候補は「人と人 つながれ長崎」をキャッチフレーズに、大型事業優先ではなく福祉や子育て、中小企業支援に力を入れるとアピール。石木ダム建設中止や新幹線整備の凍結などを主張している。

 両候補は3日、大票田の長崎市で最後の訴えをして17日間の選挙戦を締めくくった。

 欠員に伴う長崎県議補選大村、松浦両市区も4日、投票が行われ、即日開票される。いずれも被選挙数1に対し、それぞれ3人が争っている。

 大村市区は無所属新人で前市議の北村貴寿候補(44)=自民推薦=、無所属前職の松本洋介候補(41)=同=、民進新人で会社役員の牧山大和(ひろかず)候補(38)が出馬。松浦市区はいずれも無所属新人で、社会福祉法人理事長の久枝啓介候補(46)、元市議会議長の高橋勝幸候補(68)、農業の石本政弘候補(63)が立候補している。

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