4日(日)に行われたプレミアリーグ第26節の大一番、リヴァプール対トッテナム・ホットスパー戦。
試合は後半アディショナルタイムに2点が入るなど激しい展開となり、最終的には2-2のドローで終了した。
そんなこの一戦でリヴァプールに2ゴールをもたらしたのはFWムハンマド・サラー。
後半アディショナルタイム、圧巻の個人技とスピードでトッテナムの守備陣を一人で翻弄してみせた。
1-1で迎えた90+1分、トレント・アレクサンダー=アーノルドからパスを受け取るとサラーのキックがデル・アリに当たり、トッテナムの選手たちは一時ボールを見失う。
するとサラーが爆発的な加速力でこれに追いつき、カバーに入ったベン・デイヴィスをフェイントでかわす。
さらには寄せに来るヤン・ヴェルトンゲンやクリスティアン・エリクセンをも巧みなボールコントロールで抜いて行き、最後はトーキックでシュート!
これが決まり、土壇場でホームのリヴァプールが勝ち越しに成功した。
テクニックとスピードで狭い密集地帯を打開していく姿はまるでリオネル・メッシのようであった。
この試合でサラーは先制ゴールもマークしており、これで今季の得点数は「21」に。
デビューシーズンにおける外国籍選手の最多得点記録まであと3と迫っている(レコードホルダーはフェルナンド・トーレス)。
ちなみにこの試合では90+5分にトッテナムにPKが与えられ、ハリー・ケインがこれを沈め2-2とした。PKの判定は波紋を呼んでおり、早速多くのメディアが該当シーンを検証している。