大村市区 松本氏が復帰 松浦市区 高橋氏初当選

 県議補選大村市区と松浦市区(どちらも被選挙数1)は4日、投票が行われた。即日開票の結果、大村市区は無所属前職の松本洋介氏(41)=自民推薦=が地力を見せ復帰。松浦市区は無所属新人で前市議会議長の高橋勝幸氏(68)が初当選した。

 両市区とも三つどもえの戦いとなった。

 大村市区の松本氏は県議の経験と実績を強調しながら「松本党」と呼ばれる強固な後援会組織が後押しして票を固め、無所属新人の北村貴寿氏(44)と民進新人の牧山大和(ひろかず)氏(38)を突き放した。

 松浦市区の高橋氏は市議を3期務めた実績を強調。知名度の高さを生かし、無所属新人3人による混戦を制した。農業の石本政弘氏(63)と社会福祉法人理事長の久枝啓介氏(46)は及ばなかった。

 当日有権者数は、大村が7万6573人(男3万5928、女4万645)、松浦が1万9496人(男9298、女1万198)だった。投票率は大村44・47%、松浦52・16%=県選管調べ=。

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