日産 新型ノートに搭載のe-POWERが「省エネ大賞・省エネルギーセンター会長賞」を受賞

日産 ノートe-POWER

日産は、一般財団法人省エネルギーセンター主催(経済産業省後援)の平成29年度 省エネ大賞において、新型ノートに搭載している新電動パワートレイン「e-POWER」の技術が省エネルギーセンター会長賞を受賞したと発表した。

受賞したe-POWER技術を搭載したノートe-POWERは、ガソリンエンジンにより発電し、その電力を利用してモーターの力だけで走行する、従来の駆動方式とは一線を画す新しい電動パワートレインである。100%モーター駆動ならではの力強くスムーズな加速性能と優れた燃費性能を両立している。

発電専用のエンジンは、効率良く集中的な発電を可能とし、無駄なエンジン始動をなくすことで燃費の消費を抑制した。これにより、同等出力のガソリンエンジンに対して、燃費消費率が約30%向上している。また、平成27年度燃費基準を97%上回っており、燃費はJC08モードで34.0km/Lを実現した。

走行性能では、新感覚の走行モードe-POWER Driveにより、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速までを意のままに行うことが出来る。加えて、停車寸前まで回生を行うため、燃費性能も向上している。

今回の省エネルギーセンター会長賞受賞は、これらのe-POWER技術がCO2排出量削減に寄与する、と評価された。

ノートe-POWERは、多くのユーザーからも高い評価を得ており、2017年10月には、発売からわずか1年弱で販売累計10万台を達成した。また、ノートは2017年暦年の国内販売において、コンパクトセグメントのランキングで1位を獲得している。

なお、ミニバンのセレナにもe-POWERを搭載したモデルが2018年春に発売される予定となっている。

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