住友金属鉱山のフィリピン子会社が「鉱物産業環境大統領賞」受賞=4年連続

 住友金属鉱山のフィリピン子会社であるコーラルベイニッケル社(CBNC)が、フィリピン環境天然資源省から「17年鉱物産業環境大統領賞(PMIEA)」を受賞した。CBNCの受賞は4年連続。昨年11月にフィリピン・バギオ市で開催された第64回全国鉱山安全環境会議で表彰を受けた。

 PMIEAは、同国の鉱物産業で最も栄誉ある賞。プラントにおける環境管理・安全管理・地域環境保護および地域貢献などを総合的に評価された上で決定される。

 CBNCは同賞のほかに鉱業森林計画優秀賞および最優秀鉱山安全賞も受賞し、16年に続いて3賞同時の受賞となった。

 また、同社子会社であるタガニートHPALニッケル社もチタン賞(PMIEA、プラチナム賞に次ぐ第3位)と優秀鉱山安全賞(CBNCの次点)を受賞。THPALの受賞は2年連続2度目。

 CBCNおよびTHPALは、周辺コミュニティのインフラ整備や現地雇用、現地調達などを通じた社会貢献、環境負荷を最小限に抑えた操業、環境事故の防止、テーリングダムの緑化による生態系の回復など生物多様性の保全を図りながら責任ある操業に努めている。

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