北日本から西日本では、7日（水）にかけて日本海側を中心に大雪となる見込みだ。特に東北では6日（火）は暴風を伴って猛ふぶきとなるおそれがあるため、暴風雪にも警戒が必要となる。さらに北陸や東北では波も高くなるため、高波にも併せて警戒してほしい。

　日本の上空には平年よりも10℃以上気温が低い、真冬でもめったにないような強い寒気が流れ込んでいる。さらに日本海中部には発達した低気圧があり、この低気圧は6日昼頃に北日本へ接近、7日朝には北海道の東海上へ達する見込みだ。

＜大雪＞

　すでに北日本から西日本では大雪となっている所がある。引き続き7日にかけて日本海側を中心に大雪となるおそれがあり、東日本から西日本の太平洋側でも大雪となる所がある見込みだ。大雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、なだれや低温による水道管の凍結に注意が必要となる。上空の強い寒気の影響は8日頃にかけて続き、日本海側の雪も8日にかけて続く見通し。

■7日朝までの予想降雪量（多い所）
　北陸　　　80センチ
　東海　　　60センチ
　北海道、東北、近畿、中国　50センチ
　四国　　　30センチ
　九州北部　20センチ
　関東甲信　10センチ

■8日朝までの予想降雪量（多い所）
　北陸　50から70センチ　
　関東甲信、東海、近畿、中国　30から50センチ
　東北　20から40センチ

＜暴風雪・高波＞

　低気圧が接近し、通過する東北では、6日は海上を中心に雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなる所がある。東北では猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒し、東北と北陸では高波にも警戒が必要となる。

　6日に予想される最大瞬間風速は東北で30メートル、予想される波の高さは東北で6メートル、北陸で5メートル。