飲食店の空席状況、ひと目で 電子看板を本格導入

 相鉄グループと高島屋は、横浜駅西口の相鉄ジョイナスと横浜高島屋に飲食店の空席状況を表示するデジタルサイネージ(電子看板)を本格導入した。電子看板は現在4台だが、最終的に11台まで増設する。スマートフォンでも閲覧できるように専用ウェブサイトも開設する予定だ。

 モノのインターネット(IoT)と人工知能(AI)を活用したバカン(東京都千代田区)の空席状況表示システム「VACAN」を用いる。各施設内に点在するレストランやカフェの空き状況をあらかじめ示し、顧客満足度や集客力を高める。昨年8月から2カ月間実施した実証実験では、横浜高島屋の7店舗合計で売上高は前年同期比5%増、客数は2%増えたという。

 電子看板に表示されるのは横浜高島屋が7店舗。相鉄ジョイナスは現在の11店舗から順次拡大し、春に57店舗を目指す。

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