《下北沢》信念の歌手・淡谷のり子と戦争…戸田恵子が熱演 舞台「Sing a Song」

「小学生時代から司馬遼太郎作品を読んでいた」という歴史好きの古川健(右)と、主演の戸田恵子(桐山弘太撮影)

 独特の唱法や辛口トークでも印象深かった歌手、淡谷のり子。“ブルースの女王”は戦時中、軍歌を拒み、モンペ姿も拒絶して華やかなドレス姿で慰問に赴き、禁止されてもブルースで兵士を励ました。そんな信念の歌手をモデルにした新作舞台「Sing a Song」(古川健作、日澤雄介演出)が7日から、歌唱力に定評ある戸田恵子主演で上演される。(飯塚友子)

 大正天皇を描いた「治天ノ君」など、硬派な歴史劇を次々に世に送り出してきた劇団チョコレートケーキの古川・日澤コンビの新作。今回は戸田主演ゆえ、古川が歌の要素も盛り込んだ歴史劇を構想中に、淡谷の名が浮かんだという。「彼女の生涯を知るほどに、こんな筋の通った、反骨精神あふれる歌手がいたことに心動かされた。同じ表現者として『こうありたい』という理想の姿を、彼女の中にみることができた」と古川。

歌手・淡谷のり子

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