語り継ぐ川崎大空襲 中原で企画展

 川崎大空襲における川崎市中原区の被害を語り継ぐ「第8回中原空襲展」が7日まで、川崎市中原区の中原市民館1階市民ギャラリーで開かれている。市民らでつくる「川崎中原の空襲・戦災を記録する会」の主催。

 1945年4月15日深夜の川崎大空襲では、米軍のB29爆撃機194機が、市内を中心に焼夷(しょうい)弾など約1100トンの爆弾を投下。中原区でも多くの市民が犠牲になった。同展では、同会が調べた、区内各地域の被災状況を地図上に記したほか、区内の小学生が調べた体験談、焼夷弾の模型などを展示。今年は戦時下の子どもたちの暮らしぶりを伝える展示をより充実させた。

 同会の中島邦雄代表は「戦争で子どもたちもつらい思いをする。二度と戦争をしてはいけないということをあらためて感じてほしい」と話している。

 午前10時から午後6時(7日は同5時)まで。入場無料。

© 株式会社神奈川新聞社