第九100年、記念事業公式ロゴ決定 外務省が発表

 第1次世界大戦中、徳島県鳴門市にあった板東俘虜(ふりょ)収容所のドイツ兵捕虜によるベートーベン「第九」の日本初演から6月で100年となるのを記念し、外務省は5日、「DAIKU2018」記念事業の公式ロゴマークを発表した。同省は記念事業を募集し、認定した事業には広報媒体にロゴマークの使用を許可するほか、ホームページなどで周知する。

 ロゴマークは、ベートーベンの姿やドイツのブランデンブルク門、鳴門の渦潮などの図柄をコラージュさせ、「DAIKU2018 ベートーベン『第九』日本初演100周年」の文字をあしらっている。昨年11〜12月、日本とドイツでロゴマークを公募。応募した36点の中からドイツ・ニーダーザクセン州在住のイラストレーター原田みどりさんの作品を採用した。

 記念事業で募集するのは、原則3月1日〜12月31日に日本かドイツで催される「第九」日本初演にちなんだコンサート、演劇、講演会など。ロゴマークを使用する広報媒体にはポスター、パンフレット、ウェブサイト、看板、垂れ幕などを想定している。

 問い合わせは外務省欧州局中・東欧課「DAIKU2018」担当<電03(3580)3311、電子メールdaiku2018@mofa.go.jp>。

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