レアル・マドリードでは苦しい時間を過ごしたが、昨夏バイエルンにレンタル移籍したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが完全復活を果たした。
ハメスは昨季レアルを率いるジネディーヌ・ジダンから満足なプレイタイムを与えられず、バイエルン行きを決意。しかしバイエルンでもカルロ・アンチェロッティの下で思うようなプレイができなかったが、ユップ・ハインケスに交代してからはチームの主役になりつつある。ここまでリーグ戦12試合に先発して4得点6アシストの数字をマークしており、やはり才能は特別だ。
スペイン『as』もレアルで苦しんでいたハメスがバイエルンで蘇ったことを取り上げているが、今はレアルが苦戦しているだけに複雑な心境だろう。ハインケスはハメスの加入が神から与えられた贈り物のようなものとまで表現しており、ブンデスリーガのスタイルに上手く適応したことを称賛している。
「今のハメスのフォームはバイエルンにとって天からの恵みだね。違う国で異なる文化、メンタリティに合わせるのは簡単ではないが、ハメスは非常に上手くやっているし、高いレベルでプレイできている。ただ、彼はもっと上手くやれるよ」
現在はハメスの左足から多くのチャンスが演出されており、これはロシアワールドカップに出場するコロンビア代表にとってもポジティブなことだ。同じグループHに入っている日本代表にとっては脅威で、徐々にハメスは止めるのが難しかった2014ブラジルワールドカップの時と同じようなモードに入っている。