「定礎箱」91年ぶり開封 県庁の曳家工事で発見

県庁5号館から見つかった「定礎箱」(手前下)や、中にあった硬貨(同上)=6日午後、県文書センター

 “タイムカプセル”から貴重な史料-。曳家(ひきや)工事が進められている県庁5号館(宮崎市)の建物内から、1926(大正15)年の建築時に埋め込まれた木製の箱が見つかった。工事の安全や建物の完成を願ったとされる「定礎箱」で、昨年11月に91年ぶりに開封したところ、当時の新聞や硬貨などが入っていた。県は7日から県文書センターで公開する。3月末まで。

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