ネットの危険対策を 横浜でセミナー

 インターネット上に潜む危険に気付いてもらおうと、「サイバーセキュリティセミナー」が6日、横浜市中区の市開港記念会館で開かれた。県や同市の主催で約150人が参加し、ウイルス感染を防ぐ方法などを学んだ。

 セミナーでは、独立行政法人・情報処理推進機構(東京都)の土屋正研究員が「情報セキュリティ10大脅威と対策」と題して講演。ウイルス感染によるクレジットカードの不正利用や、身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」による被害などを紹介した上で、「セキュリティーソフトを導入し、複雑なパスワードを設定するなどの対策を」と呼び掛けた。

 ネット上での消費者トラブルの現状や、無料Wi−Fiの危険性に関する講演も行われ、参加した同市青葉区の主婦(57)は「パソコンのアップデートなどは夫に任せていたが、これからはセキュリティー対策に気を付けて、自分でできるようにしたい」と話した。

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