イグアインVSケイン、点取り屋対決を制するのは? 「ピピータはより完成された選手」

ユヴェントスのエース・イグアイン photo/Getty Images

ついにチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦が迫ってきた。13日には大きな注目を集めるカードの1つであるユヴェントスとトッテナムの一戦が予定されているが、この一戦で楽しみなのは両チームのエースストライカーの働きだ。ユヴェントスにはFWゴンサロ・イグアイン、トッテナムにはハリー・ケインがいる。いずれもワールドクラスのストライカーと評価されており、2人の出来が試合の行方を大きく左右するのは間違いない。

今季ここまでのパフォーマンスで判断するなら、調子が良いのはケインの方だろう。イグアインはリーグ戦で13得点だが、ケインはすでに22得点を記録。3シーズン連続の得点王も見えてきている。チャンピオンズリーグのグループステージでもネイマールやエディンソン・カバーニと並んで得点ランク2位となる6得点を挙げており、今や世界最高の点取り屋との声もある。

しかし伊『TuttoSport』によると、かつてローマで活躍したFWアベル・バルボ氏はイグアインの方が上との認識を示している。

同氏は、「これは本当に良い戦いだね。2人とも優れたストライカーだが、個人的にはイグアインの方が好きだ。ケインは優れたフィニッシャーだが、ピピータはより完成された選手だからね」と語っており、組織への貢献度でイグアインがケインを上回っているとの評価だ。

守備の安定感ではややユヴェントスが上回っている印象があり、ケインでも得点を奪うことに苦労するだろう。果たして世界を代表するストライカーを抱えるチーム同士の戦いを制するのはどちらなのか。彼らが180分間でどれだけ得点に絡めるかが勝負のカギとなる。

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