オリックス宮崎キャンプを楽しむ チキン南蛮カレーに足湯も

オリックスの春季キャンプ地「宮崎市清武総合運動公園」に飾られている看板【写真:広尾晃】

宮崎名物の「肉巻きおにぎり」や「チキン南蛮カレー」も

 オリックス・バファローズの春季キャンプ地「宮崎市清武総合運動公園」は、宮崎市清武町の小高い丘の上にある。JR宮崎駅からはバスで約40分だ。

 宮崎駅から出るバスは平日1日3便、休日は7便。すべて専用のシャトルバスとなっており途中で乗客を乗せるが、目的地の清武総合運動公園以外の場所で降りることはできない。運賃は片道580円だ。

 バス停から坂を上っていくと春季キャンプ地が見えてくる。正面には、「バファローズタウン」の大きな看板。右手に雨天練習場の「日向夏ドーム」と多目的グランド、さらに進むと左手に2軍が使用する第2球場、そして正面に1軍が使うメイングランドの「SOKKENスタジアム」。全ての施設は無料で、特にブルペンは12球団最大の規模となっておりお勧めだ。

 オリックス春季キャンプの売店は、2018年は12店舗。これが第2野球場に隣接して左右二列に並んでいる。そして一番メイングランド寄りには、なんと「足湯」が設置されている。南国・宮崎と言っても2月は寒さが厳しいためファンにはありがたい施設だ。

 宮崎名物の「肉巻きおにぎり」や、ラーメン、焼きそばなどの定番のお店も並ぶ。この売店は、オリックスの若手選手も利用する。思わぬところで、憧れの選手に出会うこともある。いろいろな名物メニューがあるが、最近の人気は「チキン南蛮カレー」。宮崎の新しいグルメとして人気のチキン南蛮とカレーを合わせた新メニュー。カレーの皿にマヨネーズが乗っているのはちょっとびっくりだが、チキンは柔らかく、カレーはマイルドで食べやすい。

 売店のエリアの真ん中には、広い印象スペースが設けられている。ゆったりした気分でキャンプグルメを楽しむことができる。ただ、丘の上だけに強風にはご注意。食べ物や帽子などを吹き飛ばされないように気を付けてほしい。

 こうした店舗とは別に、キャンプオリジナルグッズを販売するコーナーも。このキャンプだけで販売される限定商品も多い。なかで人気を集めていたのが、今年入団した新人選手の名前と写真をデザインしたミニフラッグ。
キャンプ見物の記念に、ここでしか買えないグッズを買うのもキャンプの楽しみと言えるだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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