男女4人競輪学校に合格「勝てる選手に」

 プロ競輪選手の登竜門、日本競輪学校(静岡県)に合格した県内の男女4人が8日、佐世保市役所を訪れた。5月から1年近い合宿訓練を経てプロ試験に合格すれば、佐世保競輪場(干尽町)を拠点にする日本競輪選手会長崎支部の選手としてデビューする。

 阪本和也さん(22)=佐世保実業高卒=、出口倫子さん(21)=県立五島高卒=、山口伊吹さん(18)=県立鹿町工業高=、高尾貴美歌さん(17)=同=。今回の試験で女子が3人同時に合格したのは、47都道府県で最多という。

 それぞれ「強さはもちろん、教養のあるプロになりたい」「どんなレースでも勝てる選手になりたい」などと意気込みを語った。

 この日は阪本さんの父で同支部長の阪本正和さん(47)も訪れ、昨年12月に開いたチャリティーオークションの売上金9万500円を市に寄付した。子育て関連イベントの運営費などに活用される。

日本競輪学校に合格した(左から)出口さん、阪本さん、山口さん、高尾さん=佐世保市役所

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