松陽産業、「産〝館〟学」コラボでパンチングメタルの作品群をウェブで公開

 パンチングメタルメーカー業界最大手の松陽産業(本社・大阪市中央区、社長・竹内和彦氏)は9日、「産〝館〟学」コラボによるパンチングメタルベースの作品群をウェブに公開した。作品数は去年より3作品多い26作品。

 同社は林原美術館と岡山県立大学デザイン学部と共同で、パンチングメタルを題材に自由に発想した作品群を制作し、同社のコーポレートウェブサイトにて公開。今回のコラボでは、岡山県大の学生参加者がパンチングメタルの応用について林原美術館の収蔵品からヒントを得て独自に発想し、作品としてまとめた。各作品の動画は、30秒でパンチングメタルの魅力や可能性を紹介している。

 動画で紹介した26作品のうち7作品は、14日~3月4日まで林原美術館のロビーで展示予定。竹内社長は「どの作品も独創的だ」とし、「稀有な機会となった本取り組みの結果である作品群を、ウェブサイトでは動画で、また、展示会では代表作を実物としてぜひご覧いただきたい」と話す。

 松陽産業は2016年から岡山県立大学と産学連携で、パンチングメタルを題材とした作品制作を毎年行っている。今回は、林原美術館も加わり、産〝館〟学連携でより充実したパンチングメタルの新発想の作品を制作した。

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