三菱マテ子会社の不適切行為、伸銅・電線全顧客で一定の安全確認

 三菱マテリアルは8日、三菱伸銅と三菱電線工業の2子会社の不適切行為に関し安全確認の進ちょくを発表。これまで不適合品納入が判明した両社全顧客で一定の安全性が確認された。

 三菱伸銅は黄銅条・銅条製品で全30社、三菱電線ではシール材で全218社、平角巻線メクセルで全5社に不適合品を納入。今後も安全性確認を継続し確度を高める。

 三菱伸銅の黄銅条・銅条製品は顧客サイドで安全性を確認したのが12社で昨年末の前回発表から5社増。顧客で当面問題ないと判断したのは18社で同2社減だった。

 三菱電線のシール材は前回顧客サイドでの安全性確認は無かったが今回は35社に増。顧客が当面問題ないとしたのは92社で同84社増、同社で安全性を推認したのが91社で同87社増だった。メクセルも前回顧客サイドでの安全性確認はなかったが今回は1社。顧客が当面問題ないとしたのは4社で同1社増。顧客での安全性確認は今後も続けられる。

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