衰えぬ探求心、成果に 「あすなろ大学」生徒が研究発表

 座間市の生涯学習学級「あすなろ大学」の生徒たちが1年間の研究成果を発表する「あすなろ大学展」が9日、同市緑ケ丘のサニープレイス座間で始まった。11日まで。

 あすなろ大学は60歳以上のシニア世代が対象で、今春30周年を迎える。市東地区文化センター(同市東原)を拠点に活動し、現在約210人が所属する。個人やグループに分かれ、年間を通じて各自が決めた題材を調べ、リポート展示や発表で成果を披露している。

 今回のテーマは家電製品の電気量、植物、歴史など。電気量について調べたグループは各家庭の年間使用量の違いをグラフ化、電気を多く使う電化製品や新旧エアコンの年間消費量比較図などを示した。

 同展委員会委員長の北出允洋さん(74)は「幅広い題材を調べている。新しい発見に出会ってもらいたい」と話した。10、11日には、発表会が行われる。

 入場無料。午前10時〜午後3時半。問い合わせは、同センター電話046(253)0781。

 

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