10日にプレミアリーグの第27節が行われ、同リーグ5位のトッテナムが同6位のアーセナルと対戦した。
前半はトッテナムがボールを支配し、アーセナルが自陣ゴール前で守備ブロックを敷く展開に。26分にはエリクセンの左サイドからのクロスにケインがヘディングで反応するが、シュートは枠外に逸れた。
一方のアーセナルはオバメヤン、エジル、ムヒタリアンらを中心にロングカウンターを敢行。時折トッテナム陣内に攻め込んだものの、ラストパスやシュートの精度を欠いてビッグチャンスに至らず。膠着状態のまま前半を終える。
後半開始とともにハイプレスを敢行したアーセナルだが、トッテナムが落ち着いて自陣からビルドアップ。すると49分、左サイドを駆け上がったデイヴィスのクロスにケインがヘディングで合わせ、トッテナムが先制点を挙げた。
リードを奪ったトッテナムはアーセナルが前がかりになった隙を突き、カウンターやサイドアタックで相手ゴールに襲いかかる。54分には右サイドからのクロスに反応したケインがボレーシュートを放つが、GKチェフがかろうじて跳ね返す。さらに57分にはエリクセンが強烈なフリーキックを放つが、こちらもGKチェフのファインセーブに阻まれ、追加点を奪うには至らなかった。
70分以降にアリ、ラメラ、トリッピアーが決定機をふいにしたことで、試合の流れは徐々にアーセナルに傾く。後半アディショナルタイムにはロングパスを受けたラカゼットが敵陣ペナルティエリア右隅からシュートを放つが、ボールは無情にも枠外に逸れ、万事休す。トッテナムが虎の子の1点を守りきり、来季のUEFAチャンピオンズリーグの出場権確保にむけて貴重な勝利を収めた。一方のアーセナルはオバメヤンを後半途中からウイングFWに置くヴェンゲル監督の奇策も実らず、トッテナムやチェルシー(同リーグ4位)との勝ち点差を縮めることができなかった。
[メンバー]
トッテナム:ロリス、トリッピアー、サンチェス、ヴェルトンゲン、デイヴィス、デンべレ、ダイアー、アリ(→ワニャマ 84)、エリクセン、ソン(→ラメラ 70)、ケイン
アーセナル:チェフ、ベジェリン、ムスタフィ、コシェルニー、モンレアル、エルネニー(→イウォビ 64)、ジャカ(→ウェルベック 85)、エジル、ウィルシャー、ムヒタリアン(→ラカゼット 64)、オバメヤン
[スコア]
トッテナム 1-0 アーセナル
[得点者]
トッテナム:ケイン(49)
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