大涌谷 噴石対策仕様 駐車場に新事務所 箱根町・湯河原町・真鶴町

コンクリート製の屋根

 大涌谷の駐車場管理事務所が、噴石対策を備えた新しい建物に変わった。県公園協会が老朽化していた前の事務所を建て替えたもので、屋根は噴石にも耐えられるよう、鉄筋コンクリート製とし、防弾チョッキなどにも使われるアラミド繊維で補強。これらは内閣府が火山用シェルターのあり方などを示した「活火山における退避壕等の充実に向けた手引き」を参考にした仕様となっている。

 土産物施設やロープウェイ駅のように観光客の避難所としては指定されていないが、室内には駐車場利用者が避難する際のヘルメット300個や火山ガス対策のおしぼりを備蓄している。
 

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