溝の口に新たな文化拠点 「溝ノ口劇場」がオープン 川崎市高津区

劇場運営者が「この規模の施設でこれだけの音響や照明を備えているところはない」と胸を張るホール。当日は弾き語りやお笑いライブなど多彩な演目が披露された。

 溝の口駅前にこのほどオープンした「溝ノ口劇場」で2月3日、開場記念イベントが開かれた。

 当日は告知を見て興味をもった一般市民や関係者ら約150人が参加。吉本興業所属の芸人アップダウンによるお笑いライブや、バンドや弾き語りのライブコンサート、紙芝居ショーなど、多彩な演目が披露された。観覧者からは「溝口にはこういった場所がなかったから嬉しい」といった声が聞かれたほか、収容人数約100人、音響や照明、可変式のステージなど大きすぎず、多目的に使えるホールに興味を持ち、利用を問い合わせる人も多く見られた。

「溝の口を盛り上げたい」

 「自分の生まれ育った街に少しでも貢献したい」というオーナー、内田和徳氏の想いで作られた同劇場。劇場代表を務める重岡俊行さんは「こちらでライブやイベントを企画することも多いですが、地域の皆さんにコンサートや演劇、ダンス、カラオケ大会など幅広く利用していただけるよう充実した設備を整えました。この場所が多くの方々に愛され、街全体に貢献できるようにしていきたい」と意気込みを語る。公演内容など問合せは同劇場【電話】044・850・0038。

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