カンテラに氷冷蔵庫も 明治から昭和の道具紹介

 明治時代から昭和初期に使われていた生活用具を紹介する展示会「昔の道具」が、大和市つきみ野のつる舞の里歴史資料館で開かれている。タイプライターやダイヤル式電話など11点が並ぶ。16日まで。市教育委員会の主催。

 市内の小学3年生が授業で「昔の暮らし」について学んでおり、理解を深めてもらおうと企画した。

 展示物はいずれも寄贈品。木や竹、金属の枠に紙を貼り、その中にろうそくなどを入れて火をともす「あんどん」、石油を燃料にしたランプ「カンテラ」、氷の冷気を活用した「氷冷蔵庫」などを展示している。

 同館学芸員の白石成子さんは「先人たちの苦労に思いをはせながら、技術の進歩、暮らしの変化について家族で話す機会にしてほしい」と話している。

 入館無料。午前9時〜午後5時(最終入館は同4時半)。会期中は13日休館。問い合わせは、同館電話046(278)3633。

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