災害時輸送スムーズに ヘリ夜間発着訓練 川崎

 国土交通省関東地方整備局は8日、首都直下地震に備えてヘリコプター8機を使った夜間発着訓練などを川崎市川崎区の市東扇島東公園で行った。

 同公園は、災害時に緊急物資などの集積や分配などを行うほか、警察や消防、自衛隊などの広域支援部隊のベースキャンプとして使われる。訓練はその物資の受け入れなどの情報伝達訓練とともに、ヘリコプターの災害対応能力向上のため行われた。川崎、横浜両市など関係10機関・団体が参加し、両市の消防局や自衛隊、県警などのヘリコプターが昼間から夜間にかけて順次、同公園内のヘリポートに離着陸を続けた。

 同公園内にある国交省・首都圏臨海防災センターの高谷浩一郎センター長は「こうやって訓練することで、いざというときにスムーズに輸送などができる」と話していた。

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