スーパーGTセパンテストは後半に。バトンも走行、GT-R GT3はダンロップを装着

 2月9日からマレーシアのセパンサーキットで、毎年恒例となっているミシュラン主催のスーパーGTタイヤメーカーテストが開催されているが、2月12日から後半の走行がスタートした。前半の2日間で体調不良に見舞われたジェンソン・バトンもコクピットに戻っている。

 この12日には、ニッサン/ニスモの2018年活動計画も発表され、いよいよ3メーカーのGT500参戦体制が確定したスーパーGT。そんななか、セパンで行われているタイヤメーカーテストでは、前半に続きGT500クラスのマシンは10台が、GT300クラスは3台が参加している。

 レクサス勢では、19号車WedsSport ADVAN LC500は変わらず国本雄資と山下健太がドライブ。36号車au TOM’S LC500には、平川亮、中嶋一貴、関口雄飛に加え、ニック・キャシディが合流した。また、開発車両の093号車には、立川祐路、石浦宏明、ヘイキ・コバライネン、小林可夢偉に加え、大嶋和也が合流している。

 一方、ニッサン勢は23号車GT-Rに松田次生とロニー・クインタレッリ、そしてNDDP RACING with B-MAXの本山哲と千代勝正が乗車。また、発表どおりカルソニックIMPUL GT-Rに佐々木大樹とヤン・マーデンボローが、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rにはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラと高星明誠が乗り込んでいる。

 ホンダ勢は、開発車両の99号車、TEAM MUGENの16号車、Epson Nakajima Racingの64号車、そしてAUTOBACS RACING TEAM AGURIの8号車という4台が走行。バトンは2日目まで体調不良でドライブできなかったが、この日からコクピットへ。山本尚貴が午前の走り出しにチェックした後にドライブを開始し、風邪の影響か喉の調子が悪そうだったがドライブには問題なく、午前、午後ともに精力的に周回を重ねている。

 GT300クラスでは、30号車TOYOTA PRIUS apr GT、LMcorsaの60号車SYNTIUM LMcorsa RC F GT3が継続して参加。また、350号車ニッサンGT-RニスモGT3は、この日発表されたとおりGAINERの手により走行が行われたが、タイヤは前半2日間のヨコハマに変わって、ダンロップを履いて走行した。

 この日のセッションは午前、午後と合計で3回のレッドフラッグが出され走行が中断したが、午前の走り出しの赤旗は、なんとコース内に体長1メートルほどのヘビが出たというもの。ヘビはマシンに轢かれてしまったそうだが、2日目には山下健太が1コーナーで大型のトカゲに遭遇するなど、マレーシアらしい出来事となった。

 セパンでのテストは、2月13日(火)まで行われる予定だ。

© 株式会社三栄