北海道・山形・福井で積雪の記録更新 大雪・厳寒きょうまで

日本付近は冬型の気圧配置が続き、北日本の日本海側や北陸では大雪となっています。豪雪地帯といわれている地域でも記録的な積雪となっていて、山形県大蔵村肘折では416センチ、福井県大野市九頭竜では276センチ、スキージャンプで銅メダルを獲得した高梨沙羅選手(おめでとうございます!)の出身地・北海道上川町と同じ上川地方の幌加内町では271センチの積雪を観測し、それぞれ観測史上1位の値を更新しています。きょうも日本海側を中心に雪が降り、北陸や東北の日本海側を中心に更に積雪が増えそうです。引き続き、大雪による車の立往生やスリップ、雪かき中の事故に気をつける必要があります。

日本海側の大雪と全国的な厳寒はきょうまでで、あすは西から高気圧が近づいてくるため冬型の気圧配置は一旦解消される見通しです。あすの日中はきょうより3~5℃くらい気温が高くなり、関東から西は穏やかに晴れて、寒さが和らぎそうです。その先も、寒い日はあるものの、これまでのように長く続くものではありません。今季の寒さの峠を、ようやく越えつつあるようです。

気象予報士・染井 明希子

画像について:12日午後9時の天気図と衛星画像。

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