【シネマプレビュー】 アバウト・レイ 16歳の決断

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 男として生きたい-。それは16歳のレイ(エル・ファニング)の切なる願いだった。ある日、レイは意を決し、母親のマギー(ナオミ・ワッツ)に「身も心も男性として生きたい。ホルモン治療を受ける」と告白する。マギーは慌てるばかり。だが、自分らしく生きようともがくレイを見て、生き方を尊重する決意を固めた。まずマギーが向かった先は家族を捨てた元夫の自宅。治療開始の同意書にサインをもらおうとしたが…。

 愛する子供が、身体的な性と心の性の不一致を示すトランスジェンダーであると告白したら、親はどう対応すべきか。本作は英国のゲイビー・デラル監督が家族の葛藤を丹念に描いた人間ドラマだ。

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