その道のプロ、ずらり 領家中で職業講話 横浜市泉区

 進路や生き方に対する関心を深める「職業講話」の授業が2月2日、領家中学校(安藤秀朗校長)の1年生を対象に開かれた=写真。同校ではこれまでキャリア教育として、自分を知り、職業を知り、将来を考えることをテーマに学習を進めてきた。この日は実社会で活躍する10人の講師が登場。職業の紹介のほか、その職に就いたきっかけ、経歴などを披露した。

 上智大学理工学部物質生命理工学科准教授の近藤次郎さんの教室では、ヒトの細胞1個に含まれるDNAの長さは2mで、ヒト1人の細胞数は37兆個という点から、ヒト1人が持つDNAの長さは740億Kmと紹介。想像さえも難しい世界の話に生徒たちも驚きの様子だった。また「分からないから研究する。好奇心を持って好きなことや楽しいことをしていると、世界が広がる」と呼びかけた。

 同校の市毛元教諭は「生徒の希望も踏まえ、できるだけ多くの業種の方々にお願いし、引き受けていただいた。この貴重な時間が将来について考えるきっかけとなれば」と話した。

 この日の講師は次の通り(順不同)。▽日本経済教育センター▽業務スーパー▽上智大学▽野毛山動物園▽理容師▽領家キッズ保育園▽ディレクトフォース▽日産自動車▽東海日動パートナーズ▽横浜市交通局
 

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