橋本総業HD・女子テニスチーム、日本リーグ初優勝

 大手管工機材問屋の橋本総業ホールディングス(本社・東京都中央区、社長・橋本政昭氏)の女子テニスチームが、先週9~11日に東京・渋谷区の東京体育館で行われた「第32回テニス日本リーグ」で初優勝を飾った。

 同大会は、実業団による国内最高峰のテニス団体戦。各地域から予選を勝ち上がってきたチームが、6チームずつ2ブロックに分かれて総当たり戦を行う。各試合はシングルス2戦、ダブルス1戦の計3ポイントを争う対抗戦。各ブロックの上位2チームの計4チームが、決勝トーナメントに進出する。

 橋本総業HDはブロックの総当たり戦を5戦全勝で勝ち抜き、決勝トーナメントに進出。初戦で日本郵政を破り、5年連続で決勝に駒を進めた。

 決勝は過去4年破れている島津製作所との因縁の対戦。昨年のシングルス戦で3時間半にわたる壮絶な打ち合いを演じて惜敗した瀬間詠里花選手は、同じ選手と対戦。セットカウント2対1で見事にリベンジを果たした。今大会ではシングルス初参戦の小堀桃子選手もセットカウント2対0で勝った。全日本選手権優勝など数々の実績がある穂積絵莉・江口美沙組のダブルスも勝ち、見事3対0で初出場から5年目で初の栄冠を手にした。

 13日に本社で会見を行った橋本社長は「選手とコーチ、社員らが一体になった勝利。4年間乗り越えられなかった島津製作所の壁をようやく超えることができた。対戦相手のデータを徹底的に分析した練習、戦略に皆が尽力した成果だ」と選手や関係者を労った。

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