インテルが平昌オリンピックで1,218台のIntel Shooting Starでギネス記録を更新 2018年2月9日。韓国、平昌でインテルは1,218台のIntel Shooting Starドローンによるライトショーを披露し、ギネス記録を更新した。

開会式の夜空に五輪を映し出したインテルのドローン

40億以上の色を発光できるIntel Shooting Star

 Intel Shooting Starドローンは、エンターテイメントのライトショー用に開発されたドローン。40億色以上の色の組み合わせをLEDライトで発行し、高度な群制御による飛行で夜空に様々な光のアートを描き出す。平昌で開催された冬期オリンピックでは、これまでのギネス記録を塗り替える1,218台のIntel Shooting Starドローンが、一斉に飛行して夜空にオリンピックの象徴である五輪マークを描いた。放映された映像では、最初にIntel Shooting Starドローンがゲレンデの上空でスノーボーダーの姿を描くと、ライトや松明を手にしたスキーヤーやスノーボーダーが滑り出し、ゲレンデの下で五輪マークを光らせる。それに呼応するように、Intel Shooting Starドローンが上空で五輪マークの形を作った。
 インテルのドローンライトショーチームのナタリー・チョウ氏は「オリンピックは、スポーツやエンターテインメント業界が記録的なパフォーマンスを誇る場なので、Intel Shooting Starドローンと私たちのチームが独自の記録を立てるには完璧なステージだった」と話す。また、インテルのドローングループを率いるゼネラルマネージャーのアンリ・ナンデュリ副社長は「オリンピックで、インテルのドローンがいくつかの役割を果たすことを光栄に思っています。競技に参加するアスリートとは違い、我々は世界中の人々に影響を与えるドローン技術の革新と開発を続けています」と述べる。そして、ギネス世界記録の商業ディレクターのサム・プロッサー氏は「冬期オリンピックでインテルとパートナシップを結んだことを喜ばしく思います。2015年にインテルは100機のドローンを同時に飛行させてギネス記録を作りました。2016年には500機のドローンで記録を更新し、今回は1,000機を越えるドローンで、さらに新記録を達成しました」と話す。
 インテルは、オリンピックの世界的なスポンサーシップ・プログラムのメンバーとして、視聴者がオリンピックに没入できる様々なテクノロジーをサポートしている。

平昌オリンピックでドローンライトショーを指揮したナタリー・チョウ氏 写真は昨年のハウステンボスでの取材時のもの
開会式では撮影でドローンが活躍

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