大漁祈り「いなりっこ」 海南神社で奉納

 子どもたちが面を付けて踊る郷土芸能「いなりっこ」が11日、神奈川県三浦市三崎の海南神社で奉納された。園児から中学3年生までの19人が、大漁などを祈願して舞った。

 いなりっこは、同神社に伝わる「面神楽」の“子ども版”で、市の重要無形民俗文化財。毎年2月11日に奉納され、10月には市内で発表会が開かれている。

 この日は、境内にある福徳稲荷神社に向かって「国固め」「湯立て」「天狐(てんこ)の舞」「恵比寿の舞」の4演目を奉納。演目を終えると観客からは拍手が送られた。

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