現マンUのベストイレブンは4-2-3-1か4-3-3か サポーターが選んだ答えは

マンUを指揮するモウリーニョ photo/Getty Images

現在マンチェスター・ユナイテッドのサポーターをモヤモヤさせているのが、チームのベストイレブンがはっきりしないことにある。今季のサプライズとなっているのがMFジェシー・リンガードの存在で、主にトップ下の位置で躍動するリンガードを指揮官ジョゼ・モウリーニョも高く評価している。

しかし、トップ下のある[4-2-3-1]にシステムを固定するとMFポール・ポグバをダブルボランチの一角で起用するしかなくなる。ボランチではポグバが100%の実力を発揮できないのは以前から分かっており、相棒が守備的なネマニャ・マティッチとはいえポグバが攻撃的に振る舞いすぎると守備のバランスが崩壊してしまう。ポグバを活かすのであれば、[4-3-3]のシステムがベストとなる。リンガードを取るか、ポグバを最優先にするかでシステムが変わってしまうのだ。

また、今冬にFWアレクシス・サンチェスを獲得したことも混乱の原因だ。サンチェスはワールドクラスのプレイヤーで、ベンチスタートの案は存在しない。サンチェスが好む左サイドでプレイさせることになるが、そうなると今季このポジションを争っていたアントニー・マルシャルとマーカス・ラッシュフォードを右サイドに回す必要が出てくる。しかし彼らは純粋なウイングではないため、右サイドではプレイパターンが限定されてしまう。

そこで英『Manchester Evening News』は、マンUのベストイレブンはどの形なのかとサポーターを対象にアンケートを取っている。その結果、最も多かった答えはシステムを[4-3-3]で固定することだった。リンガードがスタメンから漏れており、ポグバを活かす方が選ばれたわけだ。

サポーターの選んだイレブンはGKにダビド・デ・ヘア、最終ラインは右からアントニオ・バレンシア、エリック・バイリー、フィル・ジョーンズ、ルーク・ショー、中盤はマティッチ、ポグバ、アンデル・エレーラの3枚、前線はアレクシス・サンチェス、マルシャル、ロメル・ルカクだ。

また、このイレブンではサンチェスを右サイドに回し、左にはこれまで通りマルシャルが入っている。サンチェスは右サイドでのプレイ経験もあり、マルシャルとラッシュフォードを右に回すよりは効果的だろう。どちらにしても誰かをベンチスタートにする必要があり、モウリーニョはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントなど大一番へ向けて選手全員が機能するベストな解決策を見つけておくべきだろう。

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