トピー工業・神奈川製造所、17年度の省エネ大賞「省エネセンター会長賞」を受賞

 トピー工業(社長・高松信彦氏)は14日、履帯の組立てなどを行う神奈川製造所(茅ヶ崎市)が省エネルギーセンター主催の2017年度「省エネ大賞」の省エネ事例部門で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞したと発表した。同製造所では「省エネマイスター」と称する省エネ推進制度の導入により、計画的で継続的な省エネ活動を推進。16年度の所内のエネルギー消費量(原単位)が12年度比で約17%低減したほか、契約電力では27・5%の低減を達成したことなどが評価された。同社では省エネマイスターの育成などを全製造所で展開し、競争力強化を図っていくとしている。

 省エネ大賞は、省エネ型社会の構築に寄与することを目的に、企業の優れた省エネの取り組みを表彰するもの。

 トピー工業では全社員参加の省エネ活動「エネ活2020」を13年度から展開している。今回受賞した神奈川事業所では「省エネマイスター」制度を導入したことで、部門を超えた指示権限や予算確保の体制を構築し、〝電力の見える化〟を発展させた〝見せる化〟の導入で停滞していた活動を活性化させた。同社は電力の〝見せる化〟を全製造所で展開するとともに、〝情報のつながる化〟にレベルアップしてスマートファクトリー化を強力に推進する考え。

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