三菱電機が新画像技術開発、金属の光沢をリアルに表現

 三菱電機は、金属の光沢を実物のように表現できる新画像技術「リアル・テクスチャー」を開発した。人の頭の動きに合わせて光沢の変化を伝え、デジタルディスプレーでも高級感ある表示ができるようになる。

 同技術は先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)で開発を進めているもの。人の頭を追跡し反射率を計算することで、金属の光沢や陰影を立体感ある画像としてリアルタイムに再現した。今後、金属だけでなく木材などの素材でも同様の開発を進め、車の運転席に設置するデジタルメーターや駅のデジタルサイネージ広告などで実用化を図っていく。

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