外国人誘客、好機つかめ 「観光基金」活用に期待

モニターツアーの一環で、神楽を鑑賞する外国人たち=13日午後、高千穂町岩戸・神楽の館

 「インバウンド(訪日外国人客)誘致、今がチャンス」。東京五輪などを見据え、県は2018年度一般会計当初予算案に、観光振興に向けた20億円の基金設置を盛り込んだ。本県の外国人延べ宿泊者数(16年)は九州最下位に沈み、地域間競争で後れを取っていた。関係者は基金に期待しつつ、人材育成や多言語表記の対策など、施策の着実な実行を求める声が聞かれた。

© 株式会社宮崎日日新聞社