地下道に児童らが手作り案内板 JR衣笠駅近く

 JR衣笠駅近くの衣笠十字路地下道(横須賀市衣笠栄町)を親しみやすい場所にしようと、同市立衣笠小学校(同市小矢部)の6年生が15日、手作りの案内板を掲示した。各出口付近に設置されている既存の表示板の下に、イラストや手書きのメッセージが添えられた色とりどりの作品8点が並ぶ。

 同校6年1組36人が、総合的な学習の時間の一環として実施。地域で行ったアンケートで「汚い」「出口に迷ったことがある」などの声が上がった地下道の環境を改善しようと、取り組んできた。

 案内板には、各方面にある主な施設を写真を交えて紹介。「地下ちゃん」「道(みちる)くん」と名付けたキャラクターを描き、吹き出しを付けて「佐野5丁目には、おいしいケーキやお菓子を売っている人気なお店があります」などのコメントを添えた。

 リーダーの児童(12)は、「地下道は便利なので、作った看板で多くの人が使いやすくなるといい」と話した。

 掲示後は、モップやブラシを片手に地下道を磨き上げた。案内板の展示は3月31日まで。

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