「オリンピック・パラリンピック対策課」新設へ 神奈川県警

 県議会第1回定例会は15日、本会議を開き、自民党の嶋村公氏(横浜市港北区)とかながわ民進党の滝田孝徳氏(川崎市中原区)が代表質問に立った。

 県警の斉藤実本部長は「治安責任を全うするには情勢を見据えた組織体制の強化が必須」と強調。4月に組織を再編し、「オリンピック・パラリンピック対策課」を新設する方針を明らかにした。昨年発足させた同対策室を格上げし、競技会場やキャンプ地のテロ対策、選手らの安全輸送に万全を期す考えを示した。

 また、運転免許センター(横浜市旭区)の新庁舎開所に合わせて運転免許本部を「運転免許課」と「運転教育課」に再編、高齢ドライバーに対する運転適性相談の充実などを図る。本部警務課内には「採用センター」を設け、優秀な人材確保に努めるという。

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