2030年にはロボットが審判になる? サッカー界にも迫る新たなテクノロジーの時代

審判がロボットに代わる!? photo/Getty Images

最近ではビデオ判定システム(VAR)がサッカー界にも浸透してきており、人間の目では分かりづらい際どいプレイをテクノロジーの力で正確に判定しようとの流れが強まっている。ただし、VARにはまだ問題もある。使用するシチュエーションが統一されていなかったり、判定するまでに時間がかかりすぎて試合の流れを止めてしまうこともある。これは解決すべき問題だ。

しかし、それをさらなるテクノロジーの力で解決することになるかもしれない。英『Daily Mirror』は、そう遠くない未来にロボットが主審と線審を務めるようになる可能性があると報じている。これは未来学者イアン・ピアソン氏の意見で、2030年頃には実現する可能性があるという。

ロボットが判定を下すなら、システムに誤作動でも起きない限り誤審は絶対に起こらない。わざわざVARで確認する必要もなく、瞬時に判定を下してくれることだろう。イエローカードの基準など難しい部分もあるが、正確性が増すのは間違いない。同メディアはそれを選手やサッカーファンが受け入れられるかどうかと伝えており、テクノロジーが入り込みすぎることに嫌悪感を示す層も出てくるだろう。

同メディアはプレミアリーグで審判を務めるマイケル・オリバーなど仕事を失う者が出てくるかもしれないと伝えているが、ロボットが試合を捌く時代がやってくるのか。VARはその第一歩と考えることもでき、さらに誤審が減ることになるかもしれない。

また、ロボット審判以前にAIの発達によって戦術が進化する可能性もあると伝えられており、そうなれば指揮官が戦略に頭を悩ます機会も減ってくるだろう。サッカー界がどこまでテクノロジーの力を受け入れるのかによって競技の形も変わるかもしれない。

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