JR九州ダイヤ改正 減便 自治体「仕方ない」 最終繰り上げ、区間短縮も

 JR九州の3月のダイヤ改正に伴い、同社長崎支社は16日、県内改正分を発表した。昨年12月に示した当初計画を維持し、長崎発着の特急かもめを5本減らすほか、普通・快速列車も一部の運行を取りやめる。同支社が「利用者への影響は少ない」との見方を示す一方、沿線自治体の間ではおおむね「仕方ない」と受け止めながら、通勤・通学への影響を懸念する声もある。新ダイヤは17日以降、県内全駅の改札口などに掲示する。

 同支社によると、長崎、佐世保、大村各線の普通・快速列車の見直しの主な対象は、代替交通手段があり、1両当たりの乗客が10人程度を下回る区間の中から抽出。これに複合的な要因を加味し、例えば長崎-諫早間では昼間の時間帯を中心に6便減らし、佐世保発早岐行きの深夜便を1本削減した。ほかにも減便や区間変更がある。

 特急かもめも、長崎-博多間では平日午前10時~午後5時の時間帯のうち4便、午後10時33分の長崎発諫早行き1便を削減する。

 沿線自治体である7市町の担当者の受け止めはさまざま。長崎市は長崎発大村行き最終列車が1時間早まり、諫早市は長崎-肥前山口の一部が長崎-小長井、湯江に短縮されるため、それぞれ通勤・通学への影響を懸念。西彼長与町では、町内を走る普通列車54本のうち昼間の6本が減るため「市民生活への影響が心配だ」と話す。

 佐世保市は「実際にダイヤ改正しないと、どれほど影響が出るか分からない」とした。一方、大村市の松原駅や東彼東彼杵町の千綿駅、東彼川棚町の小串郷駅は、ダイヤ改正後に区間快速が新たに止まるようになるため、好意的に受け止める声もある。

 JR九州長崎支社の深田康弘支社長は「毎年実態調査をしているので、今後、修正すべき便が出てくれば修正したい」と語った。

ダイヤ改正後の主要駅間の列車運行本数

© 株式会社長崎新聞社