『ESPN』は16日、「元ブラジル代表FWワルテル・カーザグランデは、ネイマールは甘やかされていると批判した」と報じた。
先日のレアル・マドリー戦であまり活躍できなかったネイマール。プレーがあまりに利己的だと批判された。
『SporTV』で解説者を務めている元ブラジル代表FWカーザグランデ氏は、彼について以下のように話し、ファンとメディアがネイマールを甘やかしていると指摘した。
ワルテル・カーザグランデ 「サッカーというのは組織的なものだ。
チームは、ネイマールのような態度を持っている男を気にかけることは出来ないのだ。ネイマールはチームプレイヤーとしての態度を持たなければいけない。
ペレがいたサントスは、彼以外にも多くの偉大な選手たちが存在した。
その時、ペレはそれらの天才全員とともに、サントスというチームの一員として役割を果たしたのだ。
ネイマールは、まだそれほどの天才ではない」
「試合を解決してくれるのを待てばいい天才、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ディエゴ・マラドーナらのようなレベルにはない。
そのような選手ではない。ブラジル人は、騙されているんだよ。
私は心配しているよ。ブラジル人のファンの多くが、そしてブラジルのメディアが、ネイマールの頭を撫でていることを。
彼はすでに何度も見せてきた。組織から外れてしまう態度を。甘やかされて育ったところを。それは、チーム全体を危険に晒す。
レアル戦で、彼は前半にイエローカードを受けた。もう一つカードを受けたら、退場になる。壊滅的なことだ。
これはワールドカップでも起こる可能性があった。
『カバーニは何も分かっていない、誰かと替えろ』
『ネイマールはバルセロナを離れなければならない、なぜならメッシの後ろにいるからだ』
『このストライカーとネイマールは合わない、他のところに連れて行こう』
我々はモンスターを作っているようだよ。天才にする代わりに、彼をモンスターにしようとしている」