相撲部屋で特別講座 地域の魅力実感 川崎市幸区

 川崎市幸区の魅力を再発見し、住民同士の交流を深めてもらう特別講座が15日、県内唯一の相撲部屋となる「中川部屋」(同区南加瀬)で行われた。15人の参加者はデジタルカメラを片手に、ぶつかり稽古や股割りを見守った。同区の主催。

 力士同士がぶつかる衝撃音や激しい息遣いが、稽古場に響き渡った。最後は、部屋特製の「豚みそちゃんこ」も振る舞われ、参加した三好とみこさん(75)は「こんなに身近で力士を見たのは初めて。音もすごくて感動しました」と笑顔で話した。

 中川部屋は昨年9月、川崎区から現在の場所に移転した。中川親方(元幕内・旭里)は「少しでも身近に感じてもらえたら」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社